オリジナルの黄身ダレ・ラー油ポン酢で食べる和牛タンしゃぶしゃぶなどが人気の飲食店。7月に2周年を迎える。磯野琢磨オーナーは、
「コロナ禍でのオープンに周りから大丈夫かと心配されましたが、常連さんをはじめ多くの方々に支えられ何とか厳しい時期を乗り切ることができました。以前ほどではないですが、徐々に流川にも活気が戻ってきています」
この道に進んだのは同じく飲食店を経営する兄の影響という。客と楽しそうに接する兄を見て、コミュニケーションを重視したアットホームな店をつくりたいと独立。「時間を忘れてゆっくり過ごしてもらえる空間にしたい。店名の『にじいろ』には和食や洋食など一つのカテゴリーや型にとらわれないという意を込めました」
できるだけ客の要望に応えられるよう、メニューにない料理の食材もそろえる。
年間40試合くらいスタジアムで生観戦します。なんと言っても応援の一体感がたまりません。コロナ禍前はパフォーマンスシートでスクワットと、応援歌を熱唱。早く気兼ねなく声援を送れるようになってほしい。
幼稚園の頃、父のバイクでがらんとした市民球場によく連れて行ってもらっていました。その頃はルールもよく分からず、毎日のように場外ホームランを打つ王貞治選手を見て、「場外にボールを飛ばせば点が入るのか」と思ったほど。ついて行くと父からお菓子がもらえたのと、当時カープうどんと共に名物だったカレーが楽しみでした。自分の子どもにもお菓子をだしに球場についてきてもらっており、父親譲りだなと実感しました。
当法人は会員企業のニュービジネス創造と推進を支援する一般社団法人です。6月2日に行ったニュービジネス大賞(NBC)の表彰や、女性ビジネスコンテスト「SOERU」などを開催。内海良夫会長(=データホライゾン社長)による経営者セミナーや会員同士の交流会など、学びの場なども充実させています。先日のNBC表彰式後は、抗原検査を行った上で実に138人が交流会に参加してくださいました。ニュービジネスのうねりを巻き起こし、その先頭に立ち続けることで、地域社会の進化に貢献したい。
私に加え、高橋昭彦専務理事、宮崎哲彦部長が当法人のカープ狂ビッグ3。コロナ禍もあって当日券が売り出されるなど、一時期よりはカープ人気が落ち着いてきました。交流戦以降苦戦続きですが、ぜひ球場に足を運んで生観戦ならではの醍醐味を味わいましょう。
吟醸酒のふるさと、西条の中心部にある東広島市立美術館は2020年11月に移転オープンし、コロナ禍に配慮しながら順調に滑り出した。酒と美術。緑豊かな田園風景が広がる地方都市の魅力をブレンドし、県内外から多くファンが訪れるという。
中国地方では最も古い市立美術館で、1979年に八本松町に開館し、移転後は芸術文化の拠点として新たなアートの風を吹き込む。
今年第1期のコレクション展「あこがれの先に」が始まった。7月24日まで。作家の踏み出す第一歩に〝憧憬(しょうけい)〟があり、尊敬や感動から心を揺さぶられた経験があこがれとなり、表現活動のコアになるという。松田弘館長は、
「土の塊のようなオブジェを創作した備前焼作家で人間国宝の伊勢﨑淳は、詩人で美術評論家の瀧口修造を介し、ピカソやダリと並ぶ巨匠ミロにあこがれてスペインを訪れている。あこがれが創作活動の源につながったようだ」
同展では作家のあこがれを手繰り、鑑賞に奥行きと広がりを添える。NHKテレビ番組びじゅチューンでおなじみの井上凉の浮世絵作品など43人、76点を展示。作家の心の旅に誘ってくれる。所蔵作品は現在、版画や陶芸、地域ゆかりの作家の1066点。コレクション展は年4回。第2期テーマは〝こども〟と〝平和〟を予定。
「アートは発想の宝庫。インスピレーションを刺激し、知性を更新する力を持つ。日常の中で非日常に出会える美術館は見る人の感性と知性に訴え、発想の更新を促してくれる場所だと思う。テーマによって鑑賞のアプローチの仕方を変えると同じ作品でも見えていなかったものに気付く。知的好奇心のアップデートもできる。アートは特定の人だけのものではなく、われわれの生活の一部。社会、歴史と常に響き合って、いまを生きている私たちと一緒に呼吸している。行き詰まった時や何かを切り拓こうとする時、自らを奮い立たせてくれる大きな源泉になってくれる」
開館以来、特別展を成功に導く。企画に臨み、デジタル化と高齢化する社会を念頭に置いたという。PIXARのひみつ展(2月11日〜3月27日)はアニメキャラクターの魅力のみならず、3DCGアニメを支えるデジタル技術の粋を体験型による展示手法で楽しく伝え、予想を上回る5万7000人超を動員。中国新聞創刊130周年と中国放送開局70周年記念として広報の後押しも大きかった。
グランマ・モーゼス展(4月12日〜5月22日)も予想以上の9500人超を動員。70代で絵筆を握り、80歳で初個展を開いた米国の国民的画家の生き方に刺激された方も多かったのではないか。
同館指定管理者のイズミテクノは県立美術館、びんご運動公園などの公的施設運営の実績を生かし、快適で居心地のよい空間づくりに知恵を絞る。市内の全小学校4年生を対象にバス鑑賞も定例化。同市は子育て世代が多く、広島大学があり、研究機能の拠点もある。そうした関係機関、市民との地域連携から生まれる可能性に期待を寄せる。
「地域の特性を生かしながら国際交流の一役も担い、そして地元に親しまれる美術館を目標に、生きる喜びに出会える場になればうれしい」